雑談部の始まり
朧影の月・太陽の日――(現暦:4月11日)
放課後、ラムリーザは背もたれに深く腰掛けてぼんやりと外の景色を眺めていた。
窓の外には、裏山の景色が広がっている。特に考え事をしてい ...
君のルートしか選ばない
朧影の月・森人の日――(現暦:4月10日)
休日であるこの日の朝、ラムリーザが目覚めたときには既に午前九時を回っていた。
窓辺を斜めに渡る光が、ブラインドの隙間で細長い線になっ ...
恋の攻略は画面の向こうから
朧影の月・精霊の日――(現暦:4月9日)
週末は、学校が休みである。帝国内の学校はどこも同じ仕組みになっている。
休みとなると、生徒たちは自由に好きなことをやっていた。勉学に励 ...
四人の音、ひとりの不安 音が始まる前に
朧影の月・女神の日――(現暦:4月8日)
朝の光が斜めに差し込み、教室の空気は新しい木の匂いがした。チョークの粉がほんのりと舞って、昨日よりも少し現実の匂いが強い。
そ ...
春暁に微睡む二人
朧影の月・王の日――(現暦:4月7日)
朝、目を覚ましたラムリーザは、いつものように自分の腕の中で寝ているソニアと目が合った。
朝の光は、帝都のそれより柔らかく、山の木々を透か ...
軽音楽部、はじめの一音
朧影の月・竜神の日――(現暦:4月6日)
ポッターズ・ブラフにて――。
エルドラード帝国の帝都シャングリラから見て、南西部に位置する地方都市である。田舎というわけでもなく、都会 ...
笑えと言われて写真を撮られそうな新天地
風花の月・守護者の日――(現暦:4月3日)
やわらかくこぼれるような春の日差しを浴びるこの日、いよいよ帝都を出立して新天地に向かう日がやってきた。
ラムリーザとソニアの二人は家 ...
似非お嬢様、社交界デビュー
風花の月・白雪の日――(現暦:4月2日)
アンテロック山脈は、帝国の西の最果てである隣国ユライカナンから一番近い街の西側に連なっている山脈だ。アンテロック山脈の中腹に、オーバールック・ホテル ...
翠の衣の彼女、社交界デビュー前夜
風花の月・氷狼の日――(現暦:4月1日)
「ラムリーザ様、今日もソニアはそちらですか?」
午前中、朝食を終えて自室でのんびりしていると、部屋の外からメイドのナンシーの声が聞こえた ...
戸惑いの制服試着
風花の月・詩歌の日――(現暦:3月30日)
「そういえば、これから通う学校は制服指定だったね」
その言葉に、ソニアは一瞬キョトンとした顔をする。
これまで帝都で通ってい ...